この度、Fujisoft Americaではオウンドメディア『Stateside BizTech』を立ち上げることになりました。
当社は2015年に日本の富士ソフトにとって初めてのアメリカ市場での挑戦として創業されました。それから10年、多くのお客様、特に在米日系企業の皆さまと共に、数々の変化や課題を乗り越えてきました。特にコロナ禍の数年間はシステムベンダーとして私たちも、そしてお客様も、かつてない激動を体験した時期でした。
私たちの主力事業は在米日系企業のお客様向けのシステム開発・導入です。システムは単なるツールではなく、企業のビジネスや業務そのものと深く結びついているものです。そのため私たちはITの専門家としてお客様の現場でビジネスがダイナミックに動いていくのを間近に見る機会に恵まれました。
しかし、また同時に皆さんが人材不足、現地と本社の認識ギャップ、契約・法務リスク、文化の違いなどといった多くの課題に直面されているのも目の当たりにしてきました。これらは他人事ではなく当社にとっても乗り越えなければならない壁でした。こうした課題に対し、私たちは富士ソフトが日本で50年以上かけて培ってきた知見と、ビジネスアナリシス、プロジェクトマネジメント、運用管理といった国際標準の知識体系を組み合わせて自社の課題にも、お客様の課題にも現実的な解決策を提供してきたという自負があります。
今回立ち上げる『Stateside BizTech』はそうした経験と知見をより多くの方々と共有するための新しい取り組みです。アメリカ市場で挑戦を続ける皆さまに、またこれから挑戦されようとしている皆さまに向けて、実務に即した情報を発信していきます。
最後に、私たちはITの専門家のシステムベンダーであると同時に、皆さまとはアメリカでビジネスを共に営む仲間でもあります。だからこそ、単なる技術情報にとどまらず、ビジネスとITの両面を包括的に取り上げることが、挑戦されている皆さまにとって最も有益だと信じています。その思いを込めて、当メディアに『BizTech』の名を冠しました。
アメリカで挑戦する皆さまと共に歩むパートナーとして、価値ある情報をお届けしてまいります。
よろしくお願いいたします!
Fujisoft America,INC.
COO 中島恒久